貸事務所・貸店舗を探す~面積について②

2021年07月01日

どのくらいの面積が必要か考える

 

貸事務所・店舗を検索するとき、どのくらいの広さを探そうかと悩むことはありませんか?

 

最低限必要な面積について基準とするものをまとめてみました。

 

 

 

 

 

オフィスに必要な面積は?

 

まずは、出入りする人数や、必要な什器・設備を設置するのに必要な面積をひとつずつ整理して、考えていきましょう。

 

 

 

 

オフィス一人当たりに必要な面積

 

一般的にオフィスの必要な面積は一人当たり3~4坪と言われています。

 

ただしこの一人当たりの面積は、エントランスや会議室等を含めたオフィス全体の面積を従業員で割った平均値にすぎません。

 

業種によって来客の人数や頻度も違うため、接客スペースの取り方はそれぞれ違いますし、物販等の在庫置場や個人用ロッカーを設置している場合もあります。

 

事務所内に何を設置するのかを考えることが必要です。

 

 

 

オフィスに設置するもののサイズは?

オフィスにレイアウトする様々な什器のサイズはどのくらいなのでしょうか。

 

代表的なものを例に挙げてみます。

 

 

 

事務用デスクの規格サイズ

一般的に事務用机は、幅が1000mm~1400mmほど、奥行きが600mm~800mmほどです。

 

幅1200mm×奥行700mmのものがよく使用されており、パソコンと電話、A4の書類を広げて作業しやすいサイズとなっています。

 

 

 

デスク周り
デスクと椅子を合わせた広さ

これに、椅子をひいて座るスペースを500mmほどとると、デスク一人分に使用する面積は約0.5坪ほどです。

 

さらに、このサイズの机を8つ、レイアウトしてみると、こんな感じです。

 

通路として600mmとったとすると、

 

6000×3600=21.6㎡(6.534坪)

 

となります。

 

個人デスクだけで、8名だと約7坪が必要になるわけです。

 

 

 

 

 

 

島型レイアウト
複合機のサイズ

 

こちらはメーカーやスペックの違いで大きさが違いますが、省スペースで置けるもののサイズだと幅が700mm、奥行きが600mmくらいでしょうか。


また、大型になると幅が1500mm、奥行き800mmなんてものもあります。

 

ちなみに当営業所では、複合機スペースとして幅が約800mm、奥行きは約700mm確保しています。


これは手差し用紙を置くトレイのスペースも含めて。

 

また、用紙をセットするときには足元のトレイをあけて補充するわけですから、その作業用のスペースは通路とは別にとる必要がありますね。

 

そうなると、複合機だけでも0.3~0.5坪の広さが必要ということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

店舗ではどんなスペースが必要?

事務所だけでなく、クリニックや飲食店など、店舗を構える際でも、どんなスペースが必要かを考えるとだいたいの広さが決まってきます。

 

 

 

 

待ち合いなどのスペース

クリニックや飲食店などでは、接客応対するスペースの他にお客様が待機するスペースが必要になりますよね。


何人くらいが待機できるようにするか、椅子、ソファーをおくか、などをイメージしておくと良いです。

 

最近ではネット予約などが主流になり、待機場所は省スペースになってきていますが、それでも近隣の方への配慮も含めて、お客様の待機スペースは必要かと思います。

 

キッズスペースや喫煙ルームなど、専用のスペースを設置することで、競合店との差別化を図るといった戦略もありますね。

 

 

 

 

 

従業員用のスペース

意外と忘れられているのが従業員用のスペースです。

 

飲食店やクリニックなど、着替えが必要な場合は男女別にスペースの確保が必要です。


私も学生時代、小さな飲食店のアルバイトで着替えるスペースがなくて、みんな順番に狭い物置スペースで着替える…なんてことがありました(^-^;

 

 

 

 

 

まとめ

一番重要なのは、事務所・店舗探しの時に、ある程度のイメージができているかどうかです。

 

必要なスペース、必ず置くものをあらかじめ書き出していくのがおすすめです。

 

すべてのことを自ら選んで購入したりレイアウトする方法もありますが、専門の会社にレイアウト・設計をお願いする方法もあります。

 

お困りの時には弊社にご相談くださいね!